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第9回

2011年4月1日

2011年 世界の小売業トップ250、本国を離れアウェー戦へ

矢矧 晴彦

 この度の東日本大震災により、多くの方々が亡くなられ、また被災されました。 心より哀悼の意を捧げます。

 

 私のような直接被災地を支援する技を持たない者が、今すべきことは何か考えていました。それは、日本で事業を行う企業様の発展を、より一層支援することであると改めて認識し、本稿を書くことができました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

 会計監査、税務、コンサルティングなどを世界的に展開するデロイト トゥシュ トーマツ(DTT)では、毎年1月にアメリカのストアーマガジン誌と協働で世界のトップ小売業ランキング、「Global Power of Retailing」を発表している。今年で14回目になる2011年版は、2009年から2010年の間での世界経済の動きを反映したものになった。
※こちらからダウンロードできます。
http://www.tohmatsu.com/view/ja_JP/jp/industries/cb/f78cdc56b2bcd210VgnVCM3000001c56f00aRCRD.htm

 

 なおこの2011年版レポートは、2010年6月までに終わる決算期の業績(例:2010年2月期)を基に作成している。混乱を避けるため、2011年版での記述を「2009年度」、前年のレポートに記載されている数値を「2008年度」と統一して表記する。

 

 2008年度では、2008年9月に起きたリーマンショックを受け、業績が低迷した企業が多かった。2009年度は、業績が依然として低迷している企業は減ったが、完全に世界の小売業界が復活したとまでは言えない状況である。

 

上位10社の順位は、1社を除き昨年と変わらず

 

 2009年度のランキングは、アメリカのホームデポが7位から9位にランクダウンしたことを除けば、2008年度と変わらなかった。ホームデポはここ数年の売上高の低迷にリーマンショックによる住宅市場の冷え込みが加わり、売上高が前年よりも7.2%下がった。

 

 それ以外は変わらず、ウォルマート、カルフール、メトロ、テスコ・・・という順位である。

 

 

  6位のシュバルツ(ハードディスカウント業態のLidl等を経営)と8位のアルディで一部数値が不明になっているのは、これら2社は非公開会社で情報を公開しておらず、尚且つ機能別エリア別に会社を分断して全体像が把握できないからである。

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