【全国百貨店】4月の既存店売上高は3.7%減、26ヵ月連続のマイナス

2010/05/19 12:20
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の4月の売上高は約4846億円で、既存店ベースでは前年同月比3.7%減と26ヵ月連続の前年割れとなった。既存店売上高のマイナス幅は3月(3.5%減)とほぼ同水準で、2ケタ減が続いた前年に比べて上向きつつあるが、11.3%減だった前年4月をさらに下回る結果に終わった。

 

 主な商品別では、例年になく気温の低い日が多かったことから春夏物の動きが鈍かった衣料品が7.5%減(3月は5.0%減)、地方物産展や菓子類が好調だった食料品が0.6%増(同2.1%減)と15ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 主な百貨店の4月の既存店売上高は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越(4月1日付けで分社化した地方店舗を除く)が13.0%減、伊勢丹(地域子会社と閉鎖した吉祥寺店を除く)が4.2%減、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が1.6%減(地域子会社を含めると1.9%減)、高島屋が2.9%減(地域子会社を含めると3.0%減)となっている。

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