【全国百貨店】9月の売上高は5.2%のマイナス、31ヵ月連続減

2010/10/20 10:48
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 日本百貨店協会がまとめた9月の全国百貨店の売上高は約4463億円で、既存店ベースでは前年同月比5.2%減(前年9月は7.8%減)と31ヵ月連続のマイナスとなった。中旬まで続いた猛暑で秋冬物衣料など主力商品が苦戦したほか、円高・株安傾向の深刻化などで商況全般として低調に推移した。マイナス幅は8月の3.2%減に比べて、2ポイント広がった。

 

 主な商品別では衣料品が8.9%減、身のまわり品が7.2%減、化粧品や貴金属などの雑貨が3.5%減、食料品が3.1%減だった。食料品では菓子が4.7%減と落ち込みが大きく、総菜は1.0%減と比較的健闘した。

 

 主な百貨店の9月の既存店売上高は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越(4月に分社化した地方店舗を除く)は銀座店の増床効果もあって2.2%減、伊勢丹(地域子会社と閉鎖した吉祥寺店を除く)が7.4%減、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が3.9%減(地域子会社を含めると3.7%減)、高島屋が3.6%減(地域子会社を含めると3.7%減)、H2Oリテイリング傘下の阪急阪神百貨店が5.0%減だった。

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