【米ウォルマート】温室効果ガスを６年で2000万トン減の目標

Tweet

Pocket

　米ウォルマート・ストアーズは、商品の調達から物流、販売、廃棄に至るサプライチェーン全体で排出される温室効果ガスの量を2015年末までに2000万トン削減する目標を明らかにした。これはウォルマートが今後５年で増やすと推定される温室効果ガス排出量の1.5倍に相当し、380万台の自動車が年間に排出する温室効果ガスの量に匹敵する。

　同社は２月25日、アーカンソー州ベントンビルの本社に取引先などを集めて、この温室効果ガス削減目標を発表した。目標達成のためにNPO（非営利法人）の環境防衛基金（Environmental Defense Fund）、会計・税務サービスのプライスウォーターハウスクーパース、アーカンソー大学など外部の専門家とプロジェクトチームを結成する。

　プロジェクトチームはウォルマート社内だけでなく、取引先への環境監査も行うが、ウォルマートは環境監査を受けることを取引先には強制しない。