オークワ、営業利益は36%減、パレのフル稼働などで増収は確保

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 和歌山県が地盤の中堅スーパー、オークワが発表した2009年3~11月期の連結業績は営業収益が前年同期比8.3%増の2152億円、営業利益が36.7%減の33億円、純利益が60.2%減の11億円だった。

 2008年に買収した東海地区の食品スーパー子会社、パレがフル稼働したことやディスカウント業態の「スーパーセンター」が好調だったことなどから売上高は伸びたものの、価格競争の激化などから売上総利益率が24.8%と前年同期に比べて0.4ポイント悪化、また、販売管理費率も26.8%と0.7ポイント悪化した結果、営業利益が4割近く減った。棚卸資産の評価損約12億円など約19億円の特別損失を計上したことから、純利益はさらに大幅なダウンとなった。

 10年2月期通期の連結業績予想は、営業収益2950億円(前期比6.7%増)、営業利益53億円(29.7%減)、純利益20億円(51.1%減)と従来のまま。

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