【外食市場】10年は32兆3542億円で前年比0.6%減の見込み

2010/10/15 11:47
Pocket

 市場調査会社の富士経済によれば、2010年の外食市場規模は前年比0.6%減の32兆3542億円になりそうだ。景気低迷の影響を受け、外食市場は08年から3年連続での縮小となりそう。市場拡大が見込まれるのは、ファストフード(2兆8872億円)、持ち帰り弁当などのテイクアウト(5兆8832億円)、給食(3兆4046億円)の3分野のみ。テイクアウトは低価格の弁当、給食は高齢者施設などの増加が市場を牽引する。

 

 業態別に見て10年に高い市場成長率を達成するのは、「均一価格型居酒屋」(予想成長率49.6%)、「クイックパスタ店」(36.7%)、「たい焼き専門店」(同21.5%)、「とんかつ・かつ丼店」(17.9%)、「サンドイッチ店」(16.5%)、「立ち食い・セルフ式そばうどん店」(14.1%)など、低価格業態が中心となりそうだ。

 

 09年の外食市場は前年比1.8%減の32兆5602億円で、市場が拡大したのは全14分野のうちファストフードのみだった。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態