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横浜市にあるホームセンター3階に出店!「スーパー三和横浜鶴見店」の売場を解説

矢野清嗣
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総菜はセンター納品と店内加工を使い分け

 総菜には力を入れており、プロセスセンター(PC)納品と店内加工をバランス良く使い分けている。中でも、寿司は独立した売場になっており、マグロを使った商品を中心に展開する。

 調査した612日のメイン商品は、壁面の「本マグロ中トロ入り旬のごちそうにぎりずし10貫」(980円)、「3種のマグロ入り旬のにぎりずし10貫」(798円、201590円)、「本マグロ入り旬の海鮮重」「本マグロ入り鉄火重」(各598円)。「マグロサーモン飛び出しはみだし巻き」は「6切れ」(398円)、「9切れ」(590円)、「16切れ」(980円)とSKU数が多い。これらの商品群は販売数量が多く、店舗の目玉商品であることがうかがえる。一方で、おにぎり、いなり寿司はPCからの納品で対応する。

 フライは12尺を確保し、「鶏チキンカツ」(198円)、「カキフライ7個」(298円)、「若鶏もも唐揚げ350g」(550円)などを販売。中華は「黒酢酢豚」(100g198円)、「肉団子甘酢8個」(398円)、「三和春巻き2個」(172円)などを販売していた。

 弁当も寿司と同様、PCと自店製造の両方で対応し、商品展開に幅を持たせた。2日間は「だし自慢ロースかつ重」(480円)、「海老穴子天重」(388円)、「ソースカツ重」(358円)、センターで製造した「豚ナスショウガ焼き弁当」(398円)、「シャリアピンハンバーグ弁当」(478円)、「自家製赤飯」(298円)などを展開していた。

 冷蔵ケース内には、外注した商品と自家製商品をラインアップ。サラダは「三和自家製ポテトサラダ」(198円、大サイズ298円)、エンドでは「炭火焼きローストビーフ」(100g338円)を販売していた。

 平台縦8尺横6尺では「ナポリ風マルゲリータピザ」「ナポリ風照りたまチキンピザ」(各598円)などのほか、自社製団子ブランド「三和屋」の「あずみの団子」は「「みたらし」「磯部巻き」「つぶあん」(各158円)「ずんだ」(178円)を展開。「たこ焼き15個」(698円)、「焼きそば」(298円)などを揃え、売れ筋商品を1カ所で販売する。

 生鮮ゾーンは流れるようなレイアウトで買いやすい配置になっている。各部門とも自信を持っているようで、商品補充もほぼ完璧にこなしている。4部門ともレベルが高く、部門別に張り合っているような印象を受け、売場に緊張感がある。開店して時間が経過し、お客も落ち着いた雰囲気があり、地元に根付いた印象を受けた。

 後編では日配・加工食品などの売場を見ていきたい。(次回に続く)

(店舗概要)
所在地  神奈川県横浜市鶴見区岸谷3-9-1
開店日  2023年12月8日
売場面積 約400坪(歩測)
営業時間 9:00~21:00
駐車台数 約240台
アクセス 京浜急行「生麦」駅から徒歩12
競合店  西友鶴見店、ユーコープ岸谷店

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