精肉の強さで競争激戦区を制するか?ジャパンミート吉岡店の売場づくりを徹底分析!
「肉のハナマサ」「生鮮館」「卸売市場」「MEAT Meet」「パワーマート」などの屋号で、精肉を中心とした生鮮主体の食品スーパー(SM)を首都圏で展開するジャパンミート(茨城県/坂本智幸社長)。同社は今年4月、群馬県吉岡町の大型商業施設「ジョイホンパーク吉岡」内に、「ジャパンミート生鮮館吉岡店」(群馬県吉岡町:以下、吉岡店)をオープンした。最新店の売場づくりと商品政策(MD)を徹底調査した。
(調査日:2023年6月28~29日) ※本文中の価格はすべて本体価格
食品をめぐる競争が熾烈化する吉岡エリア
群馬県のほぼ中央に位置する吉岡町は、隣接する前橋市や高崎市のベッドタウンとして発展してきたエリアだ。町内には幹線道路沿いを中心に全国・地場の小売チェーンが多く店を構えており、業種業態を問わず激しい競争が展開されている。
今年4月26日には、ホームセンター(HC)のジョイフル本田(茨城県/平山育夫社長)が、12年ぶりの“超大型HC”である「ジョイホン吉岡店」を核店舗とするショッピングセンター(SC)「ジョイホンパーク吉岡」を開業。関越自動車道「駒寄スマートIC」からクルマで3分ほどの好立地にあり、敷地面積は13万㎡超、30~40㎞圏内の広域から集客を図る大型SCで、その食品テナントとして吉岡店は開業した。
ジョイホンパーク吉岡周辺だけを見ても食品小売チェーンの競争は激しく、2022年10月には群馬県での出店を加速しているツルヤ(長野県/掛川健三社長)が道路を挟んだ向かいに「吉岡店」をオープン。また、ベイシア(群馬県/相木孝仁社長)の「ベイシアフードセンター前橋吉岡店」、フレッセイ(同/早川仁社長)の「吉岡店」、さらに7月14日には、首都圏でも大きな集客力を誇る鮮魚専門チェーンの角上魚類ホールディングス(新潟県/栁下浩伸社長)が、生鮮をフルラインで揃える「角上生鮮市場前橋店」を移転オープンしている。まさに食品をめぐる熾烈な争いにジャパンミートは身を投じたことになる。
「精肉のジャパンミート」を体現
そうした競争環境を踏まえたうえで、吉岡店の売場を詳しく見て
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