味の素冷凍食品 家庭用冷凍ギョーザのパイオニア “わが家の味”として愛されるブランドへ=連載:深掘りすれば見えてくる「ギョーザ」

2020/06/01 11:00
ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局

深掘りすれば見えてくる 餃子編

 1972年の発売以来、ごはんにぴったりの味付けと手軽な調理法で支持されている「ギョーザ」。目下、16年連続冷凍食品売上日本一を達成している。ラインアップを拡充し、プロモーションにも注力することでターゲットとオケージョンの拡大に成功。家族三世代から愛されるブランドをめざしていく。

王道の味を極めて16年連続売上日本一

 今でこそ、電子レンジは家庭において欠かすことのできない家電だが、1970年頃の普及率は5%未満。そうしたなかで味の素が冷凍食品の開発コンセプトに掲げたのは、「①家庭の食卓にのぼる頻度が比較的高い ②家庭で手づくりしにくい ③家庭の調理器具で解凍調理が容易にできる」だった。これらを基に開発を進め、72年に発売された12品の1つが「ギョーザ」だ。

 以来、永久改良を合言葉に技術開発と品質改良を行い、ブラッシュアップし続けた結果、冷凍食品カテゴリーを代表する商品に成長した。実際、2003年以降16年連続で冷凍食品売上日本一を達成している。

 「ギョーザ」が支持される主な理由は3点ある。まず、パリッとした薄皮の中にジューシーな具がギュッと詰まった王道のギョーザという点だ。にんにく風味のしっかりとした味付けはごはんのおかずにぴったりで、タレをつけなくてもおいしく味わうことができる。

 2つ目は調理法が簡単という点だ。これを可能にしたのが、「羽根の素」の技術だ。油や水をベースにした羽根の素をあらかじめギョーザの底面に付けておき、フライパンの上で加熱すると、それらが溶け出して羽根にな る仕組みだ。これにより、水も油も使用せずに誰でも簡単にパリッパリの羽根付きギョーザが焼けるのはもちろん、調理の手間も省いている。

 3つ目は原料となる肉と野菜はすべて国産を使用している点だ。とくにキャベツは季節に応じて最も適した産地のものを選んでいる。また、皮に使用する小麦はもちもちとした食感やコシ感が特徴のオーストラリア産プライムハード種を使用。こだわりの素材で安心・安全・おいしいを実現している。 

味の素ギョーザ 冷凍食品
水も油も使用せずに誰でも簡単にパリッパリの羽根ができる「ギョーザ」(右) にんにく不使用で、しょうがの風味が利いた飽きのこない味の「しょうがギョーザ」(左) 扇形で一口サイズ、パリパリの食感でお酒によく合う「ひとくち餃子」(下)

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