実は製品回収歴27年!AOKIが初めてスーツからリサイクルシューズを開発した理由
こだわりを詰め込んだ付加価値の高い一足に
もちろん、同社として初のリサイクル製品。シューズへの再生にあたっては、AOKIのノウハウを最大限に活かしている。再生素材をシューズのアッパー部分に活用するため、強度不足の補強に再生ポリエステルを混紡。さらに、撥水加工を施し、透湿防水フィルムを使用することで、水が染み込みにくいよう工夫した。加えて、空気循環ソールを採用したことで蒸れにくく、夏場や雨の日でも快適な一足に仕上げた。
試し履きも幾度となく繰り返した。国内だけでなく、高温多湿の東南アジアでも行うなど、強度や耐水性、履き心地など、シューズとしての機能性・実用性も納得できるクオリティに到達するまで、何度も試着した。
ファッションアイテムとしてのデザインにもこだわった。スーツ生まれだけに、その風合いがスーツとマッチすることはもちろんだが、スニーカーのようなスポーティなフォルムは、カジュアルスタイルとも相性がいい。将来的には、シューズ以外の展開も検討しているという。