週刊スーパーマーケットニュース 2ケタ増収のベルク“椅子に座った接客”を実験 

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ハローズ
2月期決算>2ケタの増収・増益を達成

 営業収益が1954億円(対前期比12.3%増)、営業利益が108億円(同20.1%増)、経常利益が109億円(同19.2%増)、当期純利益が85億円(同38.5%増)で着地した。

 商品については、重点販売商品の育成、適切な品質と低価格を基本コンセプトにしたPB商品のシェアアップに努めた。また、主要物流拠点の確立を目的に、坂出ロジスティクスセンターを新設したほか、兵庫低温センター、広島低温センターを開設。経営環境の変化に対応した機能的な資本政策の遂行を可能にするため、15000株の自己株式の取得も実行した。

マルヨシセンター
2月期決算>50%超の営業・経常増益

 営業収益が3982300万円(対前期比3.3%増)、営業利益が41100万円(同51.4%増の)、経常利益が39700万円(同50.5%増)、当期純利益で13500万円(同4.8%減の)となった。

 2023年度は、「お客様満足度の向上」を戦略の柱に据えた。「挨拶」の徹底、「クリンリネス」の徹底、「品切れ」の防止、「売込む」売場づくりを営業方針として、売場の基準を高めることに努めた。

 商品については、経営理念の「健康とおいしさ」を追求すべく、それぞれのカテゴリーに課題を設定して、「マルヨシクオリティー」の底上げを目指した。特にお魚屋さんの寿司「魚よしの寿司」は、同社の品質を代表する商品と位置づけ、よりおいしさにこだわった上質な寿司に仕上げ、強みであるデリカについても品質とバラエティーにこだわり、多くの新商品を発信することで、独自化、差別化を進めた。また、自社製造品の味と品質の確認を行う「味Gメン」を導入。「マルヨシクオリティー」の維持と向上に努めた。

リテールパートナーズ
2月期決算>20%超の営業・経常増益を達成

 営業収益が2521億円(対前期比7.4%増)、営業利益が67億円(同27.6%増)、経常利益が77億円(同25.0%増)、当期純利益は47億円(同61.7%増)を達成した。

 2023年度は、ハツトリーとシード宮崎の2社を子会社化し、九州南部のシェア拡大とシナジー効果の創出を図った。そのほか、アークス、バローホールディングスと結成した新日本スーパーマーケット同盟のグループ力を活かし、限定商品の開発・販売、消耗資材の共同調達を行った。

 グループ各店においては、曜日別、日別サービスの実施など、さまざまな営業施策の展開に加え、店舗の改装効果が売上高の伸長を後押しし、営業収益は順調に推移した。売上原価についても、商品・原材料などの価格上昇によって増加したが、安定的な利益率の確保に努め、惣菜を含む生鮮食品を中心に売上総利益が増加した。

 また、店舗運営コスト増加に対応するため、太陽光発電設備の導入や冷蔵・冷凍設備の入れ替えで電力使用量の削減を進めるなど、経費削減対策を講じ、営業費用の抑制に努めた。

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