ペットはかすがい

2009/11/28 00:00
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 かつては“番犬”として扱われていたペットの家庭内における位置づけは、年々大きく変わっている。数年前からは“コンパニオン・アニマル”として、家族の一員として迎えられた。しかし、最近では「ペットがご主人様になっている」と言うのは、ユニ・チャームペットケアの二神軍平社長だ。

 

「子はかすがい」も今は昔。今日では「ペットはかすがい」になっている家庭も多い。ペットの効果で、犬も喰わなかった夫婦げんかはあっという間に停戦。また痴呆防止や長生きの糧にも寄与するのではという見方もある。

 ペットの寿命も延びており、犬なら、過去10年間で1.5倍になったという。室内犬が増えたために、死因の上位だった「交通事故」や「病死」が著しく減少したためだ。

 ペットをめぐる状況が、これだけ大きく変化しているのだから、ペット売場も変わって当然。ビジネスチャンスの宝庫ともいえそうだなのだが、いまのところ、過去と決別したような革新的売場を寡聞にして知らない。

 

『チェーンストアエイジ』誌2009年12月1日号

 

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