米マクドナルド、セット値下げ=先行き不透明、客離れ防止―報道

【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は20日、ファストフード大手マクドナルドが米国内店舗で来月からセットメニューを値下げすると報じた。個別に購入した合計額よりも15%安い水準に価格を設定。トランプ米政権の高関税政策で景気に先行き不透明感が漂う中、客離れを防ぐのが狙い。
報道によると、マクドナルドは値下げを受け入れたフランチャイズ加盟店に対し、資金支援を講じる。年内には5ドルの朝食メニューや、ビッグマックとナゲットのセットを8ドルで提供し、値頃感を打ち出す。
マクドナルドが今月上旬に発表した4~6月期決算によると、米国の既存店売上高は前年同期比2.5%増と底堅かった。一方、高関税政策に伴う消費者の節約志向で高価格帯の外食チェーンは苦戦している。
消費者の財布のひもがさらに固くなり、外食の頻度が低くなれば、マクドナルドのような比較的手頃な価格帯のチェーンも影響を受けかねない。値下げで顧客を囲い込みたい考えだ。





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