23年の中国成長率、5.4%=景気対策受け上方修正―IMF予測

時事通信社
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北京市中心部の通りを歩く人
〔写真説明〕北京市中心部の通りを歩く人=10月18日(EPA時事)

 【北京時事】国際通貨基金(IMF)は7日、中国経済に関する年次審査報告書を発表し、2023年の経済成長率が5.4%、24年は4.6%に減速すると予測した。政府の景気対策を踏まえ、10月時点の見通しからそれぞれ0.4ポイント上方修正した。

 北京市内で記者会見したゴピナート筆頭副専務理事は「内需が力強く回復している」と分析。深刻な不動産不況を受け、政府が進めてきた住宅購入支援策などを評価した。7~9月の国内総生産(GDP)が想定より上振れしたため、成長率の見通しを引き上げたと説明した。 

 中国経済の重荷となっている不動産分野については、「存続不可能な開発事業者を市場から撤退させる必要がある」と指摘。経営危機が続く中国恒大集団などの市場退出を急ぐよう促した。

 また、持続的な成長に向け、家計への直接支出やさらなる金融緩和が必要だとの認識を示し、追加利下げや財政支出の拡大を通じた内需刺激策を提言した。 

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