鮮魚ECのフーディソンが株式公開、鮮魚店「sakana bacca」も運営

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鮮魚ECのフーディソンのBtoBのECサイト「魚ポチ」のサイト画面
主に飲食店を対象としたBtoBのECサイト「魚ポチ」を運営している

 鮮魚EC(ネット通販)のフーディソン(東京都中央区)は12月16日、東証グロース市場に株式を上場する。主に飲食店を対象としたBtoBのECサイト「魚ポチ」を運営するほか、直営の鮮魚店「sakana bacca(サカナバッカ)」を展開する。

 同社は2013年創業。22年3月期の売上高は35億円、営業損益は4383万円の赤字、最終損益は1280万円の赤字だった。

 大田市場(東京都大田区)と豊洲市場(同中央区)の仲卸営業許可と買参権を持ち、卸業者を通さずに商品を直接仕入れている。また、全国70カ所以上の産地との直接取引もある。

 大田市場内に配送センターを持ち、商品の保管と集荷・仕分けを行う。東京23区内には自社で配送、その他の地域には専門の物流業者や宅配業者を通じて配送する。

 ECサイトの魚ポチには約3000種類の商品が掲載されたカタログを掲載。飲食店などのユーザーが注文を入れると、地域によって翌日から3日後までに店舗に納品される。22年7〜9月期のアクティブユーザー数は前年同期比44.1%増の3258ユーザー、ARPU(1ユーザー当たりの売上高)は34.3%増の8万7717円だった。

 直営鮮魚店のサカナバッカは22年9月末現在で東京都内に8店舗を運営。このうち4店舗が駅ナカ商業施設への出店となっており、今後も利便性の高い立地を中心に出店を続けていく方針だ。

鮮魚ECのフーディソンの「sakana bacca」
都内の駅ナカ、駅近などの好立地に直営鮮魚店「sakana bacca」を展開する

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