【原信ナルス】4~9月期の営業利益は26%増、既存店も増収確保

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 食品スーパーの原信ナルスホールディングス(新潟県長岡市)が発表した2010年度上半期(4~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比3.7%増の615億円、営業利益が26.4%増の20億円と増収増益だった。

 9月にナルス上越インター店を出店する一方、1店舗を閉鎖し、期末店舗数は65店(100円ショップ1店を含む)で変わらなかったが、既存店が0.3%の増収と健闘した。チラシ広告の見直しや消耗品・什器備品の調達価格引き下げなど諸費用の削減を進めた結果、販売管理費の伸びを1.6%に抑えることができ、営業利益が大きく増えた。

 売上高は従来予想を20億円、営業利益は2億円強上回ったが、下期の経済環境が不透明なため通期業績については従来予想を据え置いた。10年度通期(11年3月期)については、売上高1190億円(前期比0.8%増)、営業利益36億円(9.2%増)、純利益は資産除去債務に関する会計基準の適用に伴い29.9%減の10億円を見込む。

 下期は10月に「原信 村上インター店」(新潟県村上市、年商見込み15億円)を出店、3月に「同 近江店」(新潟市、同20億円)のオープンを予定している。

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