オークワ、完全子会社のパレを吸収合併、東海の地盤強化

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 近畿地方が地盤の準大手スーパー、オークワ(和歌山市)は3月7日、名古屋を地盤に高級スーパーを展開する完全子会社のパレ(名古屋市)を吸収合併すると発表した。合併期日は2012年2月21日。

 オークワは名鉄の関連会社だったパレを2008年6月に買収、東海地方への商勢圏拡大の足がかりとした。オークワは今年2月、名古屋市内に初出店するなど東海地方での直営店を8店舗にまで増やしているが、今後も東海地方での出店を強化していく方針。

 パレは現在、18店舗を運営、10年2月期の営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は366億円、営業利益は1億7400万円となっている。オークワと一体化することで経営効率を高める。

 オークワは今年2月、岐阜県で食品スーパー20数店舗を展開するフードセンター富田屋(大垣市)と提携、仕入れや物流の共同化を進めることを表明している。

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