【サンドラッグ】営業利益160億円、マツキヨ抜いて業界トップに

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 マツモトキヨシホールディングスとサンドラッグのドラッグストア大手2社の2010年3月期連結業績は、本業の収益力を示す営業利益ベースでマツキヨが前期比8.6%減の149億円となったのに対し、サンドラッグは7.9%増の160億円と過去最高益を更新、この結果、サンドラがマツキヨを抜いて利益額で業界トップに立った。経常利益ベースではマツキヨが168億円(6.3%減)と、サンドラの164億円(9.0%増)をわずかに上回ったが、純利益はマツキヨ72億円(5.8%減)、サンドラ94億円(5.9%増)でサンドラに軍配が上がった。

 売上高では、昨年9月にエリアフランチャイジーの星光堂薬局(新潟市)と同年12月に九州地盤のドラッグストア、ダイレックス(佐賀市)を買収したサンドラが2841億円(22.2%増)と大きく伸ばしたが、マツキヨの3930億円(0.2%増)とはまだ1000億円以上の開きがある。

 11年3月の業績予想は、マツキヨが売上高4340億円(10.4%増)、営業利益152億円(1.9%増)、経常利益171億円(1.5%増)、純利益68億円(6.6%減)。一方、サンドラは売上高3662億円(28.9%増)、営業利益190億円(19.0%増)、経常利益195億円(18.3%増)、純利益106億円(13.1%増)で、営業利益、純利益ともサンドラのリードが広がると同時に、経常利益でもサンドラがマツキヨを抜きそうだ。

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