グリーンビーンズ、5か月で会員倍増、21万人増の理由とさらなる成長戦略
イオン(千葉県/吉田昭夫社長)傘下のイオンネクスト(千葉県/バラット・ルパーニ社長)が運営するネット専用スーパー「Green Beans(グリーンビーンズ)」がじわりとその存在感を大きくしている。
最先端の技術を導入した顧客フルフィルメントセンター(CFC)を物流拠点とする、いわゆるセンター出荷型のネットスーパーとして、2023年7月に稼働開始したGreen Beans。スタートから1年半が経過した最新の状況を取材した。
5カ月で会員数倍増!エリアも順調に拡大中
Green Beansのサービス開始から約1年半が経過した。2024年12月時点の登録会員数は約42万人と、24年7月以降の5カ月で倍増している。その要因として挙げられるのが、サービス提供エリアの拡大だ。
期初計画を前倒しして新規会員の獲得をすすめ、24年12月に足立区・葛飾区・中野区・杉並区への配送を開始し、対応エリアを23区全域に広げた。千葉県では25年1月に5市が新たに加わり、13市(柏市、佐倉市は一部)への配送に対応。
神奈川県は川崎市1市、25年1月末から横浜市の一部への配送に対応する。エリア内外で認知度が高まるに伴い、リテンション率(ユーザーがサービスを使い続ける割合)も上がっているという。

品揃えの拡充も会員数の増加に寄与している。Green Beansの取扱品目数は3万品目以上で、その約半数を食品が占める。
イオンネクストが実施しているユーザーアンケートでは、
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