ドラッグストアに負けない価格! 売上好調イオンリテールの非食品売場の戦略に迫る
イオン(千葉県/吉田昭夫社長)グループの中核企業で、総合スーパー(GMS)と食品スーパー(SM)を展開するイオンリテール(千葉県/井出武美社長)。同社の日用雑貨部門では、食品のプラスアルファとなる買い上げにつなげるための売場づくり、商品政策に力を入れている。コロナ禍によって生活スタイルが変化し、日用雑貨に求めるニーズも変わりつつある。そうした中でイオンリテールではどのような方針のもと、日用雑貨商品を展開しているのか。責任者を取材した。
30~40歳代の来店が増加!直近業績は堅調に推移
イオンリテールにおいて、いわゆる日用雑貨品を担当するのはH&BC本部のデイリーコンビニエンス商品部だ。おもな取り扱い商材は各種消耗品。具体的にはシャンプー、リンス、ボディーソープなどの「ビューティーケア消耗」、オーラルケア、生理用品などの「ヘルスケア消耗」、ラップ、ホイルなどの「台所用品」、衣料用洗剤、防虫剤などの「家事消耗」、ペットフードや用品といった「ペット」、と大きく5つのカテゴリーに分けられる。
イオンリテールによれば、近年、同分野の売場そのものは縮小傾向にあるとのことだが、限られたスペースを最大限に活用する方針のもとさまざまな施策を行い、売上高は伸長している。直近業績でも2021年2月期の売上高は対前期比10%増、22年2月期に入っても19年2月期比6~7%増と堅調に推移。複数の業態、あるいは店舗を買い回らず、1度の来店で買物を済ませる「ワンストップショッピング」が定着しつつあると同社では分析している。
コロナ禍にあっては、新たな顧客の利用も増えている。
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