23年9月1日号 サステナブルリテイリング2023
近年、食品小売業界においても、「SDGs」や「サステナビリティ」を追求する活動が活発化してきています。もはや社会貢献の域にとどまらず、自社の成長に欠かせない経営戦略の1つとして位置づけた企業から、組織の体系化や教育、さらには巨額を投資しての“攻め”のアクションに乗り出しつつあります。 本特集では、先進企業の1つとして知られるサミットの服部哲也社長への特別インタビューのほか、イオン、ライフコーポレーション、イズミ、フレスタHD、オイシックス・ラ・大地などの取り組みをお届けします。
編集後記
話題の「chocoZAP」(チョコザップ)を取材させていただきました。RIZAPグループが運営する運動初心者向けのジムで、サービス開始当初から目を見張る勢いで会員数を増やし続けています。今年8月には会員数80万人を突破し、業界トップに立ちました。 なぜ、これほどめざましい勢いで急成長できたのか。RIZAPグループへの取材では、ターゲットの心理を計算した店舗設計と、会員の退会を減らすための効果的な取り組みについて伺うことができました。 ウェブ媒体「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」に掲載予定です。
(中原)
7月に編集部に加わりました松岡と申します。 今号では新店ピクトリアルコーナーで、フォーマットを刷新し再開業した「イオンスタイル赤羽」の取材を担当しました。イオンというと、「全国どこでも同じ品揃え」というイメージがありました。しかしいざ現地に足を運んでみると地元で人気の銘菓「都電もなか」や「東京都北区赤羽」といった作品で知られる漫画家・清野とおるさんのイラストなど「赤羽色」を感じるアイテムが多く驚きました。聞けば、休業中に地元の方々のお話を聞きながら、売り場のラインアップを考えたとのこと。「チェーンストア=均質的」という今までの思い込みを覆される取材になりました。
(松岡)