【全国百貨店】7月の売上高は6.1%減、セール前倒し響く

2018/08/27 15:10
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の7月の売上高は、既存店ベースで前年同月比6.1%減と大きく落ち込んだ。夏の在庫一掃セールを6月に前倒しした反動減などで2ヵ月ぶりのマイナスとなった。

 月上旬の西日本豪雨で客足が遠のいたほか、前年よりも土曜日が1日少なかったことも響いた。

 商品別では、セール前倒しの影響が出た衣料品が11.1%減、身のまわり品が6.3%減と大幅な減少。食料品も4.2%減と振るわなかった。一方、猛暑で日傘や帽子、サングラス、扇子などの盛夏商材は動きがよかった。インバウンド(訪日外国人客)需要が堅調な化粧品がけん引した雑貨は0.8%増と20ヵ月連続で前年実績を上回った。

 インバウンド向けの免税売上高は19.8%増の272億円だった。

 

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