推し活グッズからメダカの産卵床まで!幅広いニーズに対応セリアの売場解説
全国に2000店舗以上を展開するセリア(岐阜県/河合映治社長)。ロードサイドからインショップまでさまざまな立地や形態で出店を続けるが、なかでも高い集客力を誇るのがショッピングモール内に位置する大型店だ。その1つである「Seriaイオンモール各務原インター店」(岐阜県各務原市:以下、各務原インター店)の売場づくりをレポートする。
季節商品と推し活グッズを店頭で大々的にアピール
各務原インター店は、総賃貸面積約7万9000㎡、延床面積約12万4000㎡を誇る「イオンモール各務原インター」の2階に位置する。同モールが2023年秋から段階的に進めているリニューアルの一環で、隣接テナントの退店跡地を組み込み増床リニューアルオープンした。
![Seriaイオンモール各務原インター店](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/10/dcs241015_058_001.png)
●所在地: 岐阜県各務原市那加萱場町3-8 イオンモール各務原インター2階
●アクセス: 名古屋鉄道各務原線「新加納」駅から徒歩20分
●営業時間: 9:00~21:00
●売場面積: 205坪
売場面積は205坪で、セリアの中では大型店に分類される。増床に伴い売場スペースのほか、バックヤードの面積も拡大。改装前はモール内の別の場所にも在庫スペースを確保していたが、増床により現在は店内バックヤードだけで作業が完結できるようになった。
広域集客型のモール内立地ということもあり、1日当たりの平均来店客数は平日が約1500人、週末が約3000人とおよそ2倍の開きがある。客層も学生やファミリー、シニアまで幅広く、とくに休日は家族連れを中心ににぎわうという。
売場は全体的に、「Color the days生活に彩りを。」をブランドプロミスとして掲げるセリアらしいデザインで統一されている。各売場に並ぶ彩り豊かな商品の数々に、やや暖色がかった店内照明が相まって、落ち着いた雰囲気が漂っている。
![Seriaイオンモール各務原インター店の季節商品コーナー](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/10/dcs241015_058_002.png)
施設内の主通路に面した店頭部分で目を引くのが、季節商品や「推し活」グッズのコーナーだ。このうち季節商品としては取材時、最前部のゴンドラ1台すべてをハロウィーングッズで埋めて大々的に展開。定番の仮装グッズやアクセサリー、雑貨類のほか、パーティ用の食器類や調理グッズ、さらには入浴時に楽しめる「バスボール」まで、ハロウィーン関連品を揃えた。こうした季節商品の需要は年々高まっており、「ハロウィーン後はすぐにクリスマスグッズの売場展開を始める」(売場担当者)という。
推し活グッズも需要の高まりに応えてラインアップを日々拡充しており、年間を通じて好調な売上が続いているカテゴリーだ。各務原インター店でもコーナーを広く確保し、推し活に欠かせないさまざまなサイズのうちわやデコレーション用のシール類、“推し”の写真などを入れて楽しむアクリルスタンドやキーホルダーなど多種多様なアイテムを販売している。
![Seriaイオンモール各務原インター店の推し活グッズコーナー](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/10/dcs241015_058_008.png)
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