植物性ミルク市場、物価上昇の影響を受け停滞気味、レシピ提案など飲用機会の創出がカギに
栄養面の魅力を紹介し、トライアルを促進
健康志向に加えヴィーガンの増加やSDGsの観点から、大豆やアーモンド、オーツ麦といった植物由来による食品への関心は年々高まっている。
ポッカサッポロフード&ビバレッジでは好調の「アーモンド・ブリーズ」から、1本で2種類の植物性素材が味わえる「アーモンド・ブリーズアーモンドミルク&オーツミルク無糖」と「同アーモンドミルク&ココナッツミルク無糖」を発売。江崎グリコは7月22日のナッツの日に合わせ、熱中症対策として「アーモンド効果」を訴求している。
数ある植物性ミルクのなかでも豆乳は歴史も長く、フレーバー付きの飲みきりタイプから無調整のしっかりした味わいのもの、ファミリーユースの大容量品まで商品のバリエーションが多い点も魅力となっている。
キッコーマンソイフーズは新商品として「アフォガート」味や「まろやか青汁」味を展開。マルサンアイは厳選した原材料のみを使用した「ひとつ上の豆乳」シリーズから和栗フレーバーを発売した。
植物性ミルクの最大の課題は、知っているけれど飲んだことはない「認知未購入者」へのトライアル訴求だ。現状、植物性ミルクは牛乳同様、そのまま飲むことがメーンとなっているが、コーヒーや紅茶に入れたり、シリアルにかけたり、料理に使ったりなど、使い方を広げることで使用頻度も向上する。売場でも栄養面での魅力をPOPやボードで紹介するほか、フレーバー付きの飲みきりサイズ訴求や、レシピと絡めて提案することでハードルを下げ、購買に結び付けていきたいところだ。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2024/11/12
シチュー市場、秋冬の煮込み料理の定番アレンジメニュー提案でトライアル促進へ -
2024/11/09
卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速 -
2024/10/22
機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る -
2024/10/22
おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調! -
2024/10/09
シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移 -
2024/10/08
世界中でプラントベースフード市場が急成長、この10年で約2.5倍に拡大
この特集の一覧はこちら [150記事]
関連記事ランキング
- 2024-10-22おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調!
- 2024-10-23スンドゥブ市場、韓国ブームを背景に好調に推移、喫食経験率アップが目標
- 2024-10-22機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る
- 2023-11-01日本の卸売業150社ランキング2023を一挙公開!各社業績は軒並み好調
- 2024-11-09卸オリジナル商品市場、トレンドを取り入れた付加価値の高い商品開発が加速
- 2024-11-12シチュー市場、秋冬の煮込み料理の定番アレンジメニュー提案でトライアル促進へ
- 2024-10-09シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移
- 2024-10-21朝食に菓子・デザートが増加!?長期的なトレンドの変化を探る
- 2024-11-11低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
- 2024-11-11即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場
関連キーワードの記事を探す
低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場
低カロリー甘味料市場、ライトユーザーの離脱が目立ち厳しい状況が続く
即席麺市場、秋冬の需要期に向けて各社からこだわりの新商品が続々登場
シチュー市場、秋冬の煮込み料理の定番アレンジメニュー提案でトライアル促進へ