仏カルフール、台湾のウェルカムを買収し、224店舗を取得

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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カルフールの「マーケット」外観
カルフールは「マーケット」などの店名で、台湾で137店舗を展開している

 フランス小売業大手のカルフールは6月2日、台湾で食品スーパーなどを展開するウェルカム(頂好)を買収すると発表した。これにより、ウェルカムが持つ224店舗を傘下に収め、台湾における事業基盤を強化する。

 ウェルカムの親会社であるデイリーファーム(Dairy Farm、香港)とウェルカムを買収することで合意した。買収価格は9700万ユーロ(約120億円)。ウェルカムの2019年度の売上高は約3億9000万ユーロだった。

 カルフールは「マーケット」などの店名で、台湾で137店舗を展開しており、19年度の売上高は19億6800万ユーロ(約2440億円)、EBITDA(税・償却前利益)は2億900万ユーロだった。

 買収手続きは20年末までに完了する予定。ウェルカムは平均売り場面積420平方メートルの「ウェルカム」199店舗と、同820平方メートルの「ジェイソンズ(Jasons)」25店舗を展開している。カルフールは買収完了後1年以内に、「ウェルカム」を「マーケット」に、「ジェイソンズ」を「カルフール・プレミアム」に転換する計画だ。

 カルフールは18年度で284億元(約4400億円)の売上高があった中国事業を、家電量販店大手の蘇寧易購集団に売却。中国本土からは撤退したが、台湾では逆に事業拡大に舵を切った。

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