日本の小売業1000社ランキング2022 収益認識基準会計で勢力図激変!?【特別編集版】
企業間格差が鮮明に
コロナ禍1年目の20年度では、SMやDgSなどの一部業態が特需を受け、実力以上の業績となった企業も少なくなく、業態間の格差が顕著だったのに対し、2年目の21年度では業態間格差に加え企業間格差も見え始めた。特需を追い風にさらなる成長を遂げることができた企業とそうでない企業の実力差があらわになった格好だ。
今後も激しい競争が続くなか、コロナ後の生き残りをかけて上位企業を中心とするM&A(合併・買収)も活発化するかもしれない。SM業界では、21年12月には、オーケー(神奈川県)との争いに勝利したエイチ・ツー・オー リテイリング(大阪府)が関西スーパーマーケット(兵庫県:現・関西フードマーケット)と経営統合した。ホームセンター業界では、22年9月にアークランドサカモト(新潟県)がアークランズに商号変更し、20年11月に子会社化していたビバホームを吸収合併している。
本特集では、売上高のほか、売上高純利益率、自己資本比率、従業員一人当たり売上高などのランキングを業態別・地域別に記載している。アフターコロナが間近に迫りつつあるなか、生き残ることができるのはどの企業か──。本特集を読み、各業態の現状や今後の業界展望を読み解いてほしい。
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