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ヤマナカ
<第1四半期決算>営業・経常利益が大幅減
2026年3月期第1四半期決算(連結25年3月21日~6月20日)は、営業収益が対前年同期比1.8%減の205億円、営業利益が同50.1%減の5000万円、経常利益が同41.0%減の7400万円となり、前年同期に比べ大幅減益となった。
第1四半期は、27年3月期までの中期3カ年計画に基づき、持続的成長を確かなものにするため、①既存ビジネスモデルの進化、②経営効率の向上、③イノベーションの創造、に取り組んだ。
既存ビジネスモデルの進化では、「勝ちパターンの横展開と経営資本の傾斜配分」を掲げ、改装などで業績が好調となった店舗の施策事例を他店舗にも適用。「フランテロゼ」3店舗では、東海地方で唯一無二の店舗に仕上げるフランテロゼコンセプトの磨き上げを行い、フランテブランドの向上と収益拡大に努めた。
経営効率の向上では、不採算店舗の業績改善に取り組み、従業員の能力向上のための教育・研修体制を整備し、階層別研修に加えて新たに選抜研修も実施した。また、従業員の働く環境の整備として役職定年制を廃止。さらに、店舗における最新設備や什器の導入による業務・作業の効率化・簡素化を進め、本部における新たなシステム導入・更改、デジタル化によってペーパーレスを進め、ワークフローも活用するなど、労働生産性の向上に努めた。
イノベーションの創造では、新たなチャレンジに経営資本を傾斜し、ビジネスチャンスの拡大をめざした。改装店舗では、スマホの位置情報を使ったデータマーケティングを積極的に活用し、顧客のニーズに沿った売場づくりを志向。また、デジタル技術を活用してビジネスモデルの変革を促すため、デジタル人材の育成も行った。
26年3月期の連結業績については、営業収益で対前期比3.0%増の870億円、営業利益で同87.9%増の11億円、経常利益で同64.3%増の12億円を見通し、利益の大幅回復を計画した。
PLANT
<第3四半期決算>前年同期から一転、減収減益に
25年9月期第3四半期決算(非連結24年9月21日~2025年6月20日)は、売上高が対前年同期比1.3%減の723億円、営業利益が同10.1%減の15億円、経常利益が同9.4%減の16億円となり、前年同期の増収・大幅増益から、減収減益に転じた。
不動産賃貸料収入を除く売上高は、フーズが同2.7%減の482億円、雑貨が同5.4%減の173億円、ガソリン・灯油が同27.3%増の64億円。客数回復をめざした価格強化や積極的な商品製造・売場展開に伴いロスが増加し、集客力のあるガソリンは価格強化を行ったが、売上高構成比の上昇によって売上総利益率が低下。
第3四半期累計期間、重点的に取り組んだのが収益力の強化で、営業利益率3%以上(第3四半期末2.15%)の早期達成を目標に、価値あるPB商品の開発強化や、販売や宣伝との連携「商販宣の連携」による価値の発信を強化する取り組みを進めた。また、人口減による人手不足・労働単価上昇への対応として、機械化などによる業務の合理化を推進。その一環として全23店舗でセルフレジ導入を完了させ、人件費の削減を図った。精肉部門では、チャンスロス・廃棄ロスの削減や店舗での作業時間短縮のため、24年10月にプロセスセンターを稼働させている。
25年9月期の業績については、売上高で対前期比1.1%減の974億円、営業利益で同15.4%減の18億円、経常利益で同15.5%減の19億円を見込み、減収、2ケタ営業・経常減益、純利益は同269.2%増の13億円の着地を見込む。










