ゲームのルールをつくる企業

2010/03/04 00:00
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 長引く不況の中でも、“勝ち組”企業は存在するから不思議だ。“勝ち組”と“負け組”を分けるものとは何であろうか?

 まず、“負け組”企業のほとんどは、(1)問屋丸投げの商品政策、(2)競合店のキャッチアップ(モノマネ)、(3)ローコスト経営の元での人員削減、(4)その結果としての思考力低下により、同業他社との間に圧倒的な差別化を図れないままに、店舗が陳腐化している。しかも店舗はオーバーストアの真っただ中――。

 つまり、同質飽和化の渦中にはまってしまった企業こそが、“負け組”の主役だ。

 これに対して、“勝ち組”企業のほとんどは、自社でゲームのルールづくりをしてきた企業である。「ユニクロ」「ニトリ」「餃子の王将」は、ともにどのフォーマットにも属さない。企業名がゲームのルールになっているのだ。

 業界全体の成長に相乗りする形の成長ではなく、長く自社のビジネスモデルの確立を考え、安易なモノマネをせず、業界の流行に踊らされることなく、オリジナリティを追求して、自ら市場を創造していることが“勝ち組”共通の特徴だ。

 

 (『チェーンストアエイジ』誌2010年3月15日号)

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