矢野博丈氏死去=ダイソー創業者、80歳
100円ショップ最大手の「ダイソー」を展開する大創産業の創業者で、元会長の矢野博丈(やの・ひろたけ)氏が12日午前9時50分、心不全のため死去した。80歳だった。葬儀は家族のみで済ませた。後日「お別れの会」を執り行う予定。
矢野氏は中国出身で、1972年に矢野商店を創業。77年に大創産業を法人化し、80年代後半から「100円SHOPダイソー」を展開し、消費者に身近な新業態として定着させた。2001年の台湾進出を皮切りに「世界の生活インフラ企業」を目指し、世界各国に出店を拡大。「ダイソー」ブランドを確立させた。18年に会長に就任し、19年に退任した。