アイングループ、全薬局で電子処方箋に対応 1月26日から順次

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アイン薬局
1月26日から順次、グループの全薬局で電子処方箋に対応する。

 調剤薬局大手のアインホールディングスは1月26日から順次、グループの全薬局で電子処方箋に対応する。電子処方箋を利用すれば、患者と医療機関、薬局の間で紙の処方箋をやり取りする必要がなくなる。

 厚生労働省による電子処方箋管理サービスの運用が同日から開始されるのにあわせて、電子処方箋対応を全薬局に広げていく。同社の薬局の店舗数は2022年10月末時点で1209店。ほかにドラッグストア78店を運営している。

 電子処方箋管理サービスは、処方・調剤内容を管理するクラウドシステム。医療機関や薬局は、患者の過去の薬剤情報などをオンラインで確認し、薬の処方や服薬指導などに役立てることができる。患者の同意があれば、複数の医療機関、薬局間で薬剤情報を共有し、重複投薬などを防ぐことも可能になる。

 医療機関では同システムに電子処方箋を登録したうえで、患者に引換番号を発行。患者は引換番号とマイナンバーカードを薬局で提示することで薬を受け取れる。

 現時点では、医療保険適用外の処方箋は電子処方箋の対象外。また、電子処方箋の発行に対応していない医療機関もある。

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