【大塚家具】 創業者の大塚勝久会長が取締役退任へ、3月の株主総会で

2015/02/17 00:00
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 大塚家具の創業者で代表取締役会長の大塚勝久氏(71歳)が3月開催予定の株主総会で退任する見通しとなった。同社では2014年7月の取締役会で社長を解任された勝久氏の長女、大塚久美子氏(46歳)が1月28日付で社長に復帰したばかり。大塚家具の業績は悪化しており、今後は久美子氏に代表権を一本化し、経営改革のスピードを速めていく構えだ。

 

 同社は2月13日に次回の株主総会で選任議案にかける取締役候補10人のリストを公表したが、その中に勝久氏の名前はない。社内取締役は現在の5人から4人に減らし、社外取締役を2人から6人に増やす。

 

 勝久氏の長男で取締役専務執行役員営業本部長の勝之氏も取締役を退任、代わりに次男で執行役員の雅之氏(38歳)が取締役となる。

 

 また、新任の社外取締役には外資系証券で小売担当アナリストを長く務めた朝永久見雄氏(51歳)や三越の常務だった宮本恵司氏(67歳)ら4人が就任する予定。

 

 同社の14年12月期決算は売上高が前期比1.3%減の555億円、営業損益は4億円の赤字だった。経営体制が大きく変わることもあり、15年12月期の業績予想は未定としている。

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