【ココカラファイン】アライドハーツとの合併で合意、売上高業界3位に
有力ドラッグストアのココカラファインホールディングスとアライドハーツ・ホールディングスは3月16日、10月1日を期日として合併することで合意した。ココカラファインHDの売上高は1701億円(2009年3月期)、アライドハーツHDは1002億円(09年11月期)で、単純合算すると約2700億円となり、マツモトキヨシHD、スギHDに次ぐ業界3位に躍り出る。
ココカラファインHDを存続会社とする吸収合併方式で、アライドハーツHDの普通株式1株に対してココカラファインHDの普通株式0.65株を割り当てる。合併後の新会社の社名はココカラファインに変更する。
ココカラファインHDは08年4月に首都圏が地盤のセイジョーと関西が地盤のセガミメディクスが持株会社方式で経営統合して誕生、一方のアライドハーツHDは06年11月に東海地方が地盤のジップ・ホールディングスと関西が地盤のライフォートの統合により発足した。
両社の合併で関西では業界最多の店舗数を持つことになる。アライドハーツはジャスダック証券取引所に上場しているが、合併に伴い上場廃止となる。
新会社の社長にはココカラファインHD社長(セイジョー社長)の塚本厚志氏(47歳)が就任、アライドハーツHD社長(ライフォート会長)の石橋一郎氏(52歳)とココカラファインHD取締役(セガミメディクス専務)の上田清氏(62歳)が代表権を持つ副社長に就く。また、ココカラファインHD会長でセガミメディクス社長の瀬上修氏(67歳)は取締役最高顧問、アライドハーツHD会長の久松正志氏(56歳)は取締役会長となる。