微発酵茶葉を一部使用した華やかな香りの緑茶 新ブランド『アサヒ 颯(そう)』発売

2023/02/09 09:00
Pocket

アサヒ飲料株式会社(本社 東京、社長 米女太一)は、緑茶の新ブランド『アサヒ 颯』を4月4日から発売する。年間販売数量は500万箱を目指す。緑茶市場は飲料市場の15%を占める主要カテゴリーだが、市場は成熟化し、成長率は横ばいに推移している。一方、香りに特長のある無糖茶市場は2018年の585億円から2022年の680億円へと過去5年間で16%伸長し、今後も成長が見込まれる市場である。当社は時代のニーズを捉えた香り高さが特長の『アサヒ 颯』を発売することで、緑茶市場の活性化を目指していく。

商品特長

 『アサヒ 颯』は日本最高位茶師十段の酢田恭行氏全面監修のもと、微発酵茶葉(萎凋いちょう緑茶)を一部使用し、一般的な緑茶とは異なる華やかな香り立ちを実現した新たな緑茶となっている。通常、緑茶で使用する茶葉は発酵させないが、摘み取り後に時間をかけてわずかに発酵させた茶葉を一部使用することで、茶葉本来の香りを引き立てている。
 今回PET620mlに採用する容器は『アサヒ 颯』独自に開発したものになっている。凹凸のある波形のデザインで、特長である華やかな香りをイメージした。また、正面中央にブランド名を大きく記し、下部には「香り立つ」「微発酵茶葉使用」と記すことで、ブランド名と商品特長をわかりやすく伝えている。PET620mlとPET2Lのラベルに使用しているインキの一部を植物由来原料にすることで環境負荷低減にも貢献していく。

開発背景

 2021年から2年以上にわたり12,000人に対して無糖茶に関する調査を実施した中で「苦みが特長の緑茶から、香り高くすっきりとした味わいの緑茶へ」というお客さまの嗜好の変化を捉え、時代のニーズに合う香り高い緑茶の開発に着手した。
 複数の茶舗をめぐり、最適な原材料や製法を探る中で日本最高位茶師十段の酢田恭行氏と出会い、萎凋緑茶に着目した。しかし、萎凋緑茶は発酵度合いの調整が難しく、大量生産には不向きであった。国内の煎茶の0.02%しか生産されていないため、萎凋緑茶を生産可能な工場の協力の下、量産化を実現した。

広告販促活動

 発売と同時に年間10,000GRPのTVCMの出稿を予定している。TVCMに加え、デジタル施策やインフルエンサーとのタイアップ企画などを通じて『アサヒ 颯』の話題喚起と飲用喚起を図る。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態