平和堂、第1四半期は堅調に推移
平和堂(滋賀県)が6月27日に発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年2月21日~5月20日)は、営業収益が前年同期比4.3%増の1,052億円、営業利益が9.2%増の28億円、経常利益は10.2%増の32億円となり、堅調な伸びをみせた。
第1四半期連結累計期間は、他社同様、原材料価格の高騰や急速な円安に伴う価格改定により、消費者の節約志向や、人件費および物流費用の上昇が継続し、厳しい環境が続いたが、売上高で36億円、営業収入で7億円を増やし、営業収益4.3%増(43億7,300万円増)を達成。
売上原価は27億円増えたが、営業収益比では前年同期と同水準の63.8%を維持。売上総利益率は0.2ポイント下げたものの、30%台を堅持した。営業総利益率についても前年同期とほぼ同水準の36.2%。販管費が営業収益比で0.1ポイント改善して33.5%となったことで、営業利益は約2億円増加。また、営業外収益で5,100万円、営業外費用で900万円、差し引き4,200万円増えたことで、経常利益は約3億円の上乗せとなった。
2025年2月期の連結業績については、営業収益で4.4%増の4,440億円、営業利益で3.3%増の137億円、経常利益で1.5%増の147億円を見込んでいる。