23年3月1日号 フード&ドラッグ強さと死角
ウエルシアHD、コスモス薬品、クスリのアオキなど「食品強化」を掲げるドラッグストア、いわゆるフード&ドラッグの台頭が著しい昨今。なかには生鮮食品も扱うなど、食マーケットのさらなる開拓を志向する動きも目立つようになってきました。各社が”勝ちパターン”をある程度確立し、それぞれの戦略のもとにシェア拡大を図っています。ただ、その爆速成長の陰には課題も……。フード&ドラッグの今と未来を明らかにします。
編集後記
植物性代替肉の進化を感じています。先日「モスバーガー」に入る機会があったので、植物性代替肉のパティを使った「ソイモーニング野菜バーガー」に挑戦。以前の大豆ミートのイメージとは大きく異なり、非常においしく驚きました!これなら「2回に1回は植物性代替肉のメニューに変えてもいいなぁ」と思いました。 ほかにも「フレッシュネスバーガー」「ドトール」など植物性代替肉を使ったメニューを常時扱う店が増えています。近年、スーパーでも植物性代替肉のコーナーを多くみかけますが購入者はまだ限定的。このようにまずは飲食チェーンでの認知・定着が、家庭の食卓でも日常的に植物性代替肉が取り入れられるようになるポイントの1つだと感じています。
(大宮)
「たたくより、たたえ合おう。」のキャッチコピーで、コンビニのレジ待ちを舞台にラッパーの呂布カルマさんが「寛容ラップ」を披露するACジャパンのCMがあります。相手を尊重しあう大切さを啓蒙する感動的な内容ですが、「たたきあう」のを未然に防げる具体的な仕組みが整っていればベストでしょう。昨年末には食品スーパーのマックスバリュ東海が鈴鹿市内7店舗に「おもいやりレジ」を設置しました。高齢者や子ども連れなど会計に時間がかかる人たちが焦らずにゆっくり会計できるレジです。平和でスマートな社会を実現する仕組みづくり、環境づくりが大切だなぁと思う今日この頃です。
( 中原)