22年7月1日号 決算2022ランキング

前年度に引き続き、コロナ禍の影響を大きく受けることになった上場小売業の2021年度決算。今回の決算で注目されるのは、巣ごもり特需の反動減の影響です。決算業態間格差が鮮明となった前年度とは異なり、21年度は企業間の格差が浮き彫りになりました。コロナ禍2年目の決算で“勝ち組”となったのはどの企業なのでしょうか。上場小売305社の最新データから読み解いていきます。

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編集後記

5月消費者物価指数(CPI)は総合で+2.5%、物価が急騰しています。米国の同月CPIは+8.6%で段違いのインフレ状況ですが、長らくデフレ下で所得が上がらない日本の消費者にとって2%越えは、ボディブローのように堪える水準。5月6月は長い巣ごもりからの反動で外出、外食に伴う消費が好調でしたが、「実力」を超える物価上昇が続けば、消費者の購買力は購買意欲とともに減退していきます。その消費者と向き合う小売業にとっても“予期せぬ”コスト高は異常事態。これまで打ってきた施策をブレずにやり遂げることができるか、あるいは起死回生の大転換を図るか、それとも…。2022年度は小売各社の地力が試される1年になりそうです。

阿部

最近、我が家の食卓はドイツ発のミールキット「HELLO FRESH」に助けられています。今年4月に日本に参入した同サービスは猛烈な販促キャンペーンを仕掛けており、お試しで利用したところ継続するようになりました。 品揃えはミールキットのみですが毎週10種類から選択可能。私が気に入っているのは、世界の家庭料理もラインアップに登場し、色んなメニューに挑戦できる点です。ちょっとした料理教室感覚で使っています。また味つけは薄味かつ和風だしをベースに使うなど、健康志向と日本人好みの味に対応していて感心します。1食800円超と決して安くはないのですが、利便性と楽しさで当分、抜けられなさそうです。

大宮

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