22年3月1日号 クスリのアオキ大解剖

一部店舗で生鮮をフルラインで扱うなど、フード&ドラッグ業態の注目株の1つとして勢力を拡大してきたクスリのアオキホールディングス。売上高は今や3000億円を超え、同業のドラッグストアはもちろん、食品小売からも警戒される存在となりました。新フォーマットの開発、エリア拡大からドミナント強化への方針転換、プライベートブランド開発をはじめとする価格競争力の強化、そしてM&A(買収・合併)の推進…。従来のビジネスモデルの枠を大きく超えた取り組みを実現した先にあるものとは何か…クスリのアオキの最新戦略の全貌、強みや武器、解決すべき課題を明らかにしながら考察ていきます。

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編集後記

「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」での連載でおなじみの河合拓さんは、「世界第2位の環境汚染産業」と揶揄され、需要をはるかに上回る過剰生産を行うアパレル業界に対して「炭素税」を適用してはどうかと政策提言しています。 河合さんの提案が秀逸なのは、単なる環境政策ではない点。アパレル不振の根本原因は「作りすぎ」と喝破。値引きに頼るアパレル企業の構造変革および、自動車業界をモデルに新たなリユース市場の創出を描いています。 抜本的な対策が迫られるフードロス問題も然り。「アップサイクル」のように、課題解決と事業を一体化させた戦略が食品小売企業にも求められます。

阿部

今年に入ってから日々の食事に気を遣うようになったのですが、食事の内容と体調には明らかに相関性があることに気づきました。例えば私の例で言えば油ものを食べた翌日の体調があまり良くなく、逆に米や魚等日本人が伝統的に食べてきたものを食べると次の日を元気に迎えられるような気がします。 一人ひとり食の好みが違うように、身体に合う食べ物も人種や体質によって大きく異なるのでしょう。卑近な例ですが、遺伝子レベルで日本人の私には米と魚がマッチし、西洋料理は受け付けないのかもしれません。先祖代々受け継がれてきた食文化は、私の肉体にも色濃く反映されていると思わされました。

湯浅

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