[ZOOM UP!]エンパイヤ自動車
「洗車の日」に合わせて自分でできるメンテナンスを店頭発信
やり方さえわかれば自分でメンナンスをしてみたい層は多い
「洗車の日」は、毎年4月28日(よい艶)、11月28日(いい艶)と定められており、日常の洗車やカーメンテナンスを訴求する絶好の機会となる。
洗車やメンナンスは、安全にクルマを運転するうえで非常に重要だ。たとえば、フロントガラスを常にクリーンにしておくことは、十分な視界を確保し、事故の軽減につながる。また追突軽減システムや自動運転システムは、カメラを使い、人やクルマ、障害物を検知する。フロントガラスやボディが汚れていれば、その機能が正常に働かない可能性もある。
もちろん、洗車にとどまらず、タイヤの空気圧チェックや、バッテリー液の補充なども安全確保のうえで重要だ。
しかし、クルマのメンテナンスに関して知識の少ない層は、高額の作業料を払ってディーラーやカーショップに作業を依頼している。
しかし、想像以上に簡単に自分でできることが伝われば、やってみたいという層は、潜在的な需要層になり得る。
エンパイヤ自動車では、HCの来店客を対象としたアンケート調査を実施しており、その結果を見ると、「メンテナンスのやり方がわかればやってみたい項目」(表参照)について、「エアコンフィルター交換」「バルブ交換」「オイル交換」などが上位に挙げられている。
問題は具体的な知識や経験がないことだ。
簡単な“一歩”が提案できれば次の需要にもつながる
そこでエンパイヤ自動車がHCの売場づくりで提案しているのは、「だれでもできる くるまの日常点検~減ったら足すだけで安全に~」という呼びかけだ。
具体的には、「ウインドウォッシャー液を『足すだけ』」「バッテリー充電器で電気を『足すだけ』」「タイヤをエアゲージで点検しコンプレッサーで空気を『足すだけ』」といった簡単な作業を提案している。
またクルマの日常点検についても、ユーザーが感じるハードルを可能な限り下げて提案することで、自分でできるメンテナンスの幅を広げていこうと考えている。
たとえばボンネットを開けたこともないドライバーに対しては、まずはボンネットを開ける提案から始める。
こうした最初の一歩を提案することができれば、さらにその先には、バッテリーやタイヤのチェック、ウインドウォッシャー液の残量確認などのメンナンスも提案可能。
こうした作業に必要なバッテリーチェッカーや、バッテリー充電器、バッテリー補充液などはHCで販売されている商品だ。これを活用するために必要な情報をもっと的確に発信していこうというのが同社の基本姿勢となっており、「洗車の日」を機会とした店頭提案の強化にも取り組んでいる。「自分でできる」という発見のきっかけや、その手軽さを的確に伝えることが、カー用品売場活性化のカギとなるとみている。
問い合わせ先:03-3555-6000
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