[ZOOM UP!]髙儀
菜園作業の工程ごとに必要な道具類を「畑サイクル」ブランド商品として提案

2018/12/28 07:00
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菜園作業の工程ごとに必要な道具類を「畑サイクル」ブランド商品として提案

髙儀

道工具や作業用品などを企画・開発する髙儀では、菜園作業の工程を「畑サイクル(ハタサイクル)」と名付け、4つの工程に分類。この考え方に沿って、各工程で「あると便利」な道具類を「畑サイクル」ブランド商品として展開している。2018年の「国際道工具・作業用品EXPO(ツールジャパン)」など、各種の展示会などでもこの考え方に沿った提案を推進している。

 

菜園ライフを楽しく快適にする4つの工程

 

 髙儀が提案する菜園作業の4つの工程とは、「土づくり」「植え付け」「対策」「収穫」の4つ。それぞれ重要な工程であり、これらをサイクルさせることで、菜園での活動を継続していくことができる。

 

 まず「土づくり」では、野菜がよく育つために、根が水と空気をしっかりと吸収できる「土」が前提となる。そのためには畑の土壌計測を行い、野菜に適した土づくりをすることが必要で、除草、開墾・耕作、肥料混ぜ、畝立て作業など、土づくりに欠かせない道具を揃えている。

 

 次に「植え付け」では、苗・種の植え付け作業そのものに加え、マルチシート張り、肥料の追肥作業、支柱立て作業、苗の誘因結束作業、芽かき作業など、関連する作業に役立つ道具を揃えている。

 

 「対策」は、日頃のケアに必要な商品をラインアップ。野菜づくりの天敵である雑草や害虫・鳥害対策は、原因の排除と早期発見が大切で、こうした害の発生を未然に防ぐ環境づくりをするために必要な道具を揃えた。

 

 「収穫」は、菜園作業において最も楽しい作業。大切に育てた野菜を効率的に収穫することが肝要だ。そのための道具だけでなく、残った苗などのゴミ処理や片づけ、道具の手入れなどに使用する道具も取り揃えた。

 

実際に菜園作業を行い必要な道具を検証

 

 同社では2017年に「畑サイクル」ブランドをスタートするに当たって、実際に園芸初心者3人が菜園作業を行うプロジェクトを立ち上げている。このプロジェクトでは、春夏野菜や秋冬野菜を実際に育てる菜園作業を実施。

 

 この経験を商品開発や「畑サイクル」の提案に生かし、新アイテムの投入も実施している。

 

 現在、ラインアップされている道具類は全54アイテム。

 

 まず「土づくり」では、開墾作業をよりスムーズにするための除草道具、土寄せ・草削りをはじめ、多様な鍬、スコップ、土壌酸度を計測するための土壌酸度計など。

 

 また「植え付け」では、マルチシート用の押さえや穴あけ器のほか、植え付け用穴掘り器、アルミ折尺、支柱結束用のしゅろ縄や、麻ひもなど。「対策」では、除草ピーラー、防虫銀テープや虫とりシート、鳥除け赤銀テープ、玉土を砕くための鍬レーキなど。

 

 「収穫」では、収穫鋏や収穫フォークなどの収穫用品のほか、苗廃棄用のバッグや道具手入れ用のブラシなどをラインアップしている。

 

 いずれも、活用することでより菜園作業が楽しく快適になることをコンセプトとした商品が揃っている。

 

 また、4つの工程を茶(土づくり)・緑(植え付け)・黄(対策)・赤(収穫)の4色に分類し、わかりやすい売場づくりの提案も行っていく方針だ。

 

茶・緑・黄・赤色が土の4層を表す「畑サイクル」のロゴマーク。4つの工程を経て生まれる成果を黄緑色のV(芽)で表現している。Vは地図記号では畑を意味しており、畑に対する思いも込められている
各種の展示会などでも、4つの工程ごとに商品を分類し、わかりやすい提案を行う

 

問い合わせ先:0256-70-5121
http://www.takagi-plc.co.jp/

 

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