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2017年9月7日

ダイヤモンド・リテイルメディア・フォーラム2017開催レポート
IoT・AIで進化する小売業の成長戦略ビジョン
パーソナライゼーションで「顧客体験価値」向上を実現

【講演】

「五感搭載AIロボが変える店舗セキュリティー」
~店舗の犯罪・安全・安心の常識を変える~

進化したAIテクノロジーによる売場改革で売上をアップ


アースアイズ株式会社
代表取締役社長
山内 三郎 氏

 

 アースアイズでは、AI(人工知能)ロボットカメラシステム「アースアイズ」を小売業向けに提案している。従来のカメラシステムは、事故や事件が起こった後に通報・対処する仕組みである。「アースアイズ」は、五感に近い高度なセンシング機能を、予測を可能にするAIが自動的に活用。売場のセキュリティーだけではなく、顧客動線の解析にも活用できることから、売上アップにつながるシステムを構築することができる。防犯や販売促進に役立つ次世代のAIロボットカメラシステムの特徴と活用事例を紹介する。

 

店舗のAI化で危険防止や売上アップを実現する

アースアイズ株式会社 代表取締役社長
山内 三郎 氏

 人材不足やムダな人件費を抑制するとともに、セキュリティーと販売促進の両面に活用できるのが、最新のAIロボットカメラシステム「アースアイズ」である。小売業において深刻な問題と言われているのが商品ロスである。利益率は平均で約2%と低い日本の小売業において、商品ロスの約半数を占めるという万引きは、利益をさらに圧迫する原因となっている。また、従来の防犯カメラは、人間がモニターを確認して判断している。そのための人員が必要になっている。さらに、警備員の経費などを加えると、かなりの経費が必要になる。

 

 そこで、不審行動を自動識別し、自動で通知を行うロボットのようなカメラシステムが、いま注目されている。無人でも連続して監視ができ、不審行動を自動検知するという課題をクリアするのが、AIと自動化によって解決できるロボットカメラシステムである。心理学や行動学のノウハウを備え、各種センサーからの情報をAIが分析し、不審行動かどうかを判断。不審行動と判断した場合は、即座に不審者への警告や関係者への通知も行う。

 

 「アースアイズ」は、顧客動線の確認も行えることから、POSデータ解析と組み合わせることで、売場の改善や売上・利益向上の施策に役立てることも可能である。

 

さまざまな人流分析に活用できる

 従来のカメラには、大きな課題がある。それは、「距離、奥行、大きさ」を正確に判断することができないこと。SNSなどでトリック写真として、山を手のひらにのせたものや自分の口から滝を流れ落とすものが掲載されている。これらは、「距離、奥行、大きさ」の曖昧さを利用した写真である。ここからわかるように、防犯カメラには大きな弱点があった。

 

 この弱点を克服するために、マス目(枠)を設定して、そこに画像をあてはめ、「距離、奥行、大きさ」を正確に判断するグリッドシステムを採用している。また、個人の認証システムを採用することで、追尾機能を発揮できる。この人の行動を高精度に自動認識できることで、動いている人と物体を区別したり、輪郭線にほとんど変化がない場合でも顔の向きが変化したことを判断したり、人と人が重なったときでも後ろの人の動作を把握したりする機能が備わっている。

 

 これらの機能から、出入口の人数カウントができる。従来のカメラでは撮影範囲が限られていることから、入口付近しか確認できなかったが、「アースアイズ」は、店前の通路までもカバーできることから、店舗前を通過した人と入店した人の両方をカウントすることができる。

 

 同様に、エンドや催事陳列の前を通過した人数と立ち止まった人数のカウントにも活用できる。また、フードコートにおける利用人数と滞在時間を把握することもできることから、利用度を数値化することで、効果測定ができる。

 

 このように、設置場所や活用方法によって、防犯だけではなく、販促施策のデータ収集や結果測定などにも応用できる。

防犯以外にも、販促施策をバックアップすることもできる
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商品移動対策で防犯と欠品防止に活用できる

 人の行動だけでなく、商品移動にも対応することでできる「アースアイズ」。まず、商品を移動すると、その異変を感知し、警告をすることができる。同時に、通報も行う。このシステムのなかで精度の高いものは、商品にタッチしただけの行動も把握することができる。そして、物がなくなった(移動)ことを検知する。この場合は、人の動きではなく、商品の動きを検知している。

 

 この商品移動の検知と不審行動を組み合わせることも可能で、より精度の高い万引き防止対策となる。

 

 また、物の移動を検知することを利用して、欠品を知らせるシステムとしても利用できる。欠品によるチャンスロスを防止することで、売上の確保につなげることができる。

 

 少し変わったところでは、フィッティングルームに入ったお客様の検知に利用する。万引きの利用場所となっているフィッティングルームの管理に使用できることはもちろんである。その一方で、お客様への接客機会を逃さず、コーディネート販売のチャンスを増やすことができる。フッティングルームに入ったことを検知すると、携帯電話などのモニターへ画像を送信。何を持って入ったかを確認できるので、その他のコーディネートを考えた商品を持って、フィッティングルームに向かうことで、買上点数アップや購買促進につながる。

「アースアイズ」の用途は店舗の状況に合わせて幅広く活用できる
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店舗のAI化には、さまざまなメリットがある

 「アースアイズ」の前身となる旧システム導入例から、商品ロスにおける効果は確実にでている。あるCDショップでは、万引きによる捨てられたIDダグの数が、導入前では月平均45個であったものが、導入後は13個に。0個にはできなかったが、半減以上の大きな効果を発揮している。カメラの弱点を克服した「アースアイズ」では更なる効果の発揮が期待できる。

 

 さらに、いつ起きるかわからない万引きのために警備の人員を雇うことや、モニターによる監視人員の確保など、人材不足の時代において、効率化を図れることと、人件費の抑制は、小売業にとっては、大きなメリットとなる。

 

 さらに、いま使用しているカメラをそのまま使用して、システムの構築ができることも経費節減につながる。AIロボットシステムを導入することで一般的なカメラが、最新の機能を備えたものになるということである。

 

 店舗ごとの状況に合わせて、どのような機能を持たせるのか。カメラの設置台数は何台にするのかなど、用途や利用したいシーンごとに、自由に設定できることも魅力。また、小売業だけではなく、介護や医療現場、工場管理など、さまざまな分野での利用が広がっていることから、「アースアイズ」の適用分野はさらに拡大していくと期待されている。

 

【特別レポートのご案内】

万引きをリアルタイムに検知、商品ロスを未然に防止する
「AIロボットカメラシステム」

小売業、流通業にとって、商品ロスは深刻な問題。特に万引きは商品ロスの約半分を占め、利益を圧迫しているといわれる。従来の監視カメラは監視カメラの画像を常時監視する人員の確保や来店者の不審行動のリアルタイムの把握が難しいことから、監視カメラの多くが、万引きなどの犯罪発生後に録画映像を分析するための受動的な記録装置と化している。「AIロボットカメラシステム」は各種センサーからの情報をAIが分析し、不審行動かどうかをAIがリアルタイムで検知し、即座に不審者への警告や関係者への通知機能を搭載している。

 

<特別レポートのダウンロードは終了しました>

 

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