百貨店を生活商圏型SCに転換!「ららテラス川口」の全貌と戦略とは?

取材・文:西岡 克(フリーランスライター)

売場フォーカス

利便性と専門性を兼ね備えた「川口フードマーケット」

地下1階は食品と飲食を集積した「川口フードマーケット」。SMは「成城石井」(約44坪)に加え、生鮮三品は青果「フレッシュダイトー」、鮮魚「魚の北辰」、精肉「ニュークイック」が担う。そごう・西武(東京都/田口広人社長)は、和菓子やスイーツを扱う4店舗目のギフトショップ「西武・そごうショップ」(約40坪)を出店した

通常の近隣型SCにはない上質なテナントも出店

3階には化粧品の「SK-Ⅱ」をはじめ、「グリーンレーベル リラクシング」「オンワード・クローゼット セレクト」「アーバンリサーチ ストア」など、一般的な近隣型SCでは見られない上質なファッション系テナントが出店している

「ユニクロ」と「ジーユー」がワンフロアに並ぶ

上層階には、目的来店性の高い中・大型店を配置し、館内への回遊を促す「シャワー効果」をねらっている。5階には「ユニクロ」と「ジーユー」が隣接して出店。両店とも婦人・紳士・子ども向けのアイテムを揃え、ファミリー層の日常着への需要を取り込む

都市部シフトを強化する「パシオス」が出店

ファミリー衣料の「パシオス」(約350坪)は、都市部への出店を強化する中で187店目としてオープン。今後は年間10店舗前後の出店をめざし、早期に200店体制を築く。ヤオコーなどSMの2階などへの展開も増やしている。売上構成は下着類が約4割、アウター衣料が約3割を占める

 

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