関西進出の直前に出店!関東の最新店「ロピア田無店」をレポート
鶏肉コーナーは壁面で展開、平台はテーマ別売場
青果売場を抜けると精肉売場が広がる。青果売場との“つなぎ”は加工肉コーナーで、主通路両サイドで売場を展開。調査日は開店から間もないこともあってか、「粗挽きウインナー3P」(798円)、「薫煙モモハム」(298円)などロピアオリジナルの自家製加工肉の試食販売を実施するなど、味の認知に力を入れていた。
続く豚肉コーナーは、20尺で展開。「千葉県産三元豚」、「神奈川県産ロピア厳選ポーク」、「スペイン産イベリコ豚」などセンターで加工した商品がメーンとなっている。調査日は、「国産豚切り落とし特大パック」(100g69円)を平台のエンドで訴求していた。
ロピアの鶏肉コーナーは、平台の冷蔵ケースで展開するパターンが多いが、田無店は壁面の多段ケース20尺で、挽肉と連動させるかたちで売場をつくっている。調査日は、「岩手県ハーブ鶏モモ肉5枚入り」(100g59円)を平台エンドで強くアピールしていた。
入口から見て正面の壁面では、冷蔵ケースで28尺の牛肉コーナーを展開する。「栃木県産黒毛和牛牛モモステーキ5等級」(100g698円)、4等級は北海道産を揃えている。ロピア自社製「みなもと牛」は、栃木県産、群馬県産、千葉県産、北海道産をそれぞれラインアップする。輸入牛はオーストラリア産「鳴尾牧場」、アメリカ産[プレミアムアンガス牛」を品揃えする。

主通路に配した平台冷蔵ケースでは、牛肉・豚肉の価格訴求商品を試食販売を行いながら売り込んでいる。同じ平場では、「ホルモン屋」「ハラミ道場」で記したサインを掲げ、「牛タン焼肉用」などを販売する。
隣の平場では「親鶏1羽」(598円)、「丸鶏1羽」(398円)など冷凍鶏肉を豊富に揃える。ほかにも「ラムロール」「ラムしゃぶしゃぶ用」「馬刺」「合鴨ロース」など各種冷凍肉を充実させている。その隣の平場では冷凍肉の「メガ盛り」コーナーとしており、アメリカ産の「穀物肥育牛バラスライス」(100g99円)、「ニュージランドラムスライス」(100g168円)などを扱う。鶏肉コーナーを壁面に配置し、平場はテーマ別にコーナー展開するという、ほかの既存店ではみられない新たな試みが行われているようだ。
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