機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る
ターゲットに向けて機能をわかりやすく訴求
森永乳業では「ビヒダスヨーグルト 便通改善」「トリプルヨーグルト」「記憶対策ヨーグルト」などの機能性表示食品を展開しているが、今年秋には、肌の保湿力と腸内環境のWのケアができる機能性表示食品「森永アロエヨーグルト W 」を新発売。これまでもヨーグルトで肌ケアを訴求した商品は存在するが、市場に定着していなかったため、「森永アロエヨーグルト」というロングセラーブランドで展開することで、新たなユーザーの獲得を図る。
雪印メグミルクでは、内臓脂肪を減らすのを助ける「恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト」や、花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和する「乳酸菌ヘルベヨーグルト」などの機能性表示食品を展開している。また、カネカでは機能性表示食品「わたしのチカラQ10ヨーグルト」を展開。還元型コエンザイムQ10が疲労感・ストレスの軽減、睡眠の質向上を図る。
コロナ禍を経て、感染対策が一段落し、日常生活におけるさまざまな健康課題への対策意識が高まる傾向にある。ターゲットを絞り、機能を伝えることで需要アップを図っていきたいところだ。
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