小売業のデータドリブン経営をTableauで実現

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Whole Foods Market
istock/4kodiak

誰でも容易にビジュアライズされたデータ分析を可能に

トップ100に名を連ねる小売企業の80%超が採用

 ビジネスの世界では、DXが進む中でデータドリブン型の意思決定が注目されている。小売業にとっても、日々発生する膨大なデータを効率的に分析することが売上拡大やカスタマーエクスペリエンスの向上には不可欠だ。これまでのデータ分析では専門的なスキルを必要としたり、肝心なデータが十分に収集できないという課題があった。Tableauを活用すれば、各種データベースとの連携も容易になり、ビジュアライズされたデータ分析からインサイト(洞察)を引き出し、データを理解し迅速にアクションにつなげることができる。
グローバルのトップ100に名を連ねる小売企業の80%超がその機能を評価し、Tableauを採用している。

 新型コロナのパンデミックは、世界規模で小売業のビジネスに影響を及ぼしている。国内でも外出自粛が求められ、感染リスクを恐れる消費者の多くがネットショップを利用し、食料品までもネット経由で購入するなど消費者の購買行動が大きく変化している。同時にSDGsに対する関心も高まり環境配慮型商品を選択する傾向も出ている。

 そうした変化の中で、小売業はサプライチェーンの効率化を促進することや様々なチャネル全体で優れた顧客体験を提供すること、社内に顧客中心の組織を設置すること、柔軟な製品の提供や価格設定における迅速な対応が求められている。その起点となるのが日々発生する膨大なデータとデータの活用だ。

ホールフーズはTableauを駆使し単一のデータソースを全スタッフが活用

 消費者のニーズは刻一刻と変化する。メディアの情報であったり、SNSの影響であったり要因は様々だ。その変化をリアルタイムで把握し、他社より早くアクションを起こすことが競争優位性を確立する。そのためにはスピーディにデータを取り込み、分析する機能を備えなければならない。Tableauにより、各種のデータベース(DB)から収集したデータを基に消費者の動向を明確に理解して施策を展開し、さらに予測する。変化に追随するだけでなく、データから先を読むことも重要になる。しかもそれを全社で共有し、消費者に向き合うことが求められる。

 米国、カナダ、英国に460店舗を展開するホールフーズ・マーケットは、Tableauを導入し組織全体で信頼できる単一のデータソースを作成。そのデータを活用しカスタマーエクスペリエンスを高めるとともに、約18000人のスタッフが効率的に作業できるデータの活用環境を構築した。単一のデータソースを活用することで、販売や製品、価格設定の意思決定を迅速に行っている。店舗間でのデータ共有と活用を促進、顧客の変化を素早く察知し、品揃えや価格最適化を図り、利益の最大化に向けた施策の精度を高めることに成功している。

 パンデミックの影響で変化を余儀なくされる小売業だが、市場環境や消費者の変化こそがデータドリブン経営への転換のチャンスでもある。特別レポートではホールフーズ・マーケットをはじめTableauを導入してデータ分析・活用に取り組み成果を上げている先進的なグローバル小売業の事例を紹介している。

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資料提供企業: 株式会社セールスフォース・ドットコム Tableau

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