業務スーパーがマレーシアに上陸!気になる売場づくりと戦略とは
東南アジアは経済の勢いを着実に取り戻しつつあるように見える。“名物”ともいえる交通渋滞のコロナ前のひどさに戻り、ショッピングモールにも人があふれかえっている。こうしたなか、再び顕著になってきたのが日系企業による東南アジア進出の動きである。筆者が住むマレーシア・クアラルンプールのここ半年の状況を見ても、「ららぽーと」「ニトリ」「ノジマ」といった日本を代表する小売ブランドが続々と進出してきている。
日本ではそれほどニュースになっていないようだが、「業務スーパー」もこの夏、マレーシアに第1号店がオープンした。業務スーパーは日本国内で900店舗以上が展開され、海外ではすでにベトナムと香港に店舗を持つが、マレーシアにも上陸を果たした格好だ。
店舗はクアラルンプール中心部からクルマで15分程度のペタリンジャヤという場所にある。JバリューGSMという企業が神戸物産とライセンス契約を結び運営するかたちをとり、今後約2年間で4店舗体制を構築する計画だという。
日本式を完全踏襲もハラール食品がより充実
実際に店舗を訪問してみると、筆者が知る日本の業務スーパーより
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