2019年度ドラッグストア売上高ランキング マツキヨ・ココカラ連合で勢力図はどう変わる?
大手ドラッグストア企業の2019年度業績が出揃った。前年度まで売上高トップだったウエルシアホールディングス(東京都:以下、ウエルシアHD)を抜いてツルハホールディングス(北海道:以下、ツルハHD)が首位に躍り出たほか、コスモス薬品(福岡県)が第3位に浮上した。
ツルハHDは2000店舗を突破
大手ドラッグストア企業の2019年度業績が出揃った<表>。
売上高第10位のカワチ薬品(栃木県)を除く9社が増収となった。2ケタ増収となったのはツルハHDとウエルシアHDの2社だった。
2019年度のランキングでは、前年度まで売上高トップだったウエルシアHDを抜いてツルハHDが首位に躍り出たほか、自力出店で売上高を伸ばしたコスモス薬品が第3位に浮上。サンドラッグ(東京都)とマツモトキヨシホールディングス(千葉県:以下、マツモトキヨシHD)はコスモス薬品に抜かれ前年度から順位をそれぞれ1つ落とした。
スギホールディングス(愛知県:以下、スギHD)、ココカラファイン(神奈川県)、富士薬品(埼玉県)ドラッグストアグループの順位は前年度から変わらず、減収だったカワチ薬品は1つ順位を下げて第10位。同社を抜いてクリエイトSDホールディングス(神奈川県)が順位を1つあげて第9位となった。
店舗数ではツルハHDが最多で2082店舗。ウエルシアHDが1874店舗、マツモトキヨシHDが1654店舗と続く。
次のページは
マツキヨ・ココカラ連合で勢力図はどう変わる!?