さらばバーコードスキャン!画像認識AI 高速化するレジ精算の進化とは
カナダのコンビニ大手アリメンテシオン・クシュタール(Alimentation Couche-Tard)が、バーコードスキャニングを不要とするスマートセルフレジの導入を発表した。今後3年間に傘下の米サークルK(Circle K)とカナダのクシュタールの計7000店舗強に1万台を順次設置していく。レジの開発企業はマシュジン(Mashgin)で、2020年からサークルKの500店舗で実験し効果を認めたので水平展開を決めたとしている。
このスマートレジは商品の形状を画像AIで認識するので、レジの上に商品を置くだけでプライス・ルックアップし価格やアイテム情報が呼び出されて精算に進むことができる。レジなし店舗でよくあるアプリやQRコードによるログインは不要で、複数のアイテムを同時に認識する。バーコードを探してスキャンする一手間も省けるので、お客にとっては非常に利便性が高い。
またレジをカウンターの上に置くだけで設置が終わるので店舗側にも負担が少ないとしている。フランチャイズチェーンはフランチャイジー側が投資を負担するので導入コストが高いと普及が進まないのだ。
インスタカートが買収したスマートカート企業
スマートセルフレジを開発しているもう1つの企業がケイパー(Caper)だ。米メジャーリーグ「ボストン・レッドソックス」の本拠地フェンウェイパーク内に出店しているコンビニが採用を決めている。決済時間を65%削減でき、レジ待ちの人数が減るので売上向上を見込めることをうたっている。
ケイパーは
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