名鉄百貨店、本店閉店後の外商拠点を5月に開設
名鉄百貨店は25日、外商顧客向けの営業拠点となる新店舗を5月14日に名鉄名古屋駅近くに開設すると発表した。同駅周辺再開発に伴い、来年2月28日に名鉄百貨店本店の営業を終えた後も新店舗を含む外商事業は継続する。現在の売り上げの約4分の1を占める外商顧客をつなぎ留める狙いがある。
新店舗の名称は「M’s ROYAL GALLERY(エムズ ロイヤル ギャラリー)」で、名鉄名古屋駅近くのビルの地下1階に設ける。店舗面積は約140平方メートルで、美術品や伝統工芸品などを扱う。
名鉄百貨店は来年3月1日付で、新店舗を含む外商事業を名鉄生活創研に、建装事業を名鉄協商に事業譲渡する。法人としての名鉄百貨店の存廃は決まっていないという。同百貨店の石川仁志社長は「(本店閉店後の)全員の雇用は難しい。グループ内外への再就職を支援していきたい」と話した。