〔海外決算〕米マクドナルド、10~12月期の既存店売上高0.4%増=予想上回る

【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドが10日発表した2024年10~12月期決算は減収減益となった。米国は低調だったが、世界の既存店売上高は前年同期比0.4%増となり、米メディアによると市場予想を上回った。
既存店売上高は、中東情勢の悪化に伴う不買運動が影響し、7~9月期までは2四半期連続で減少していた。米国では1.4%減。客はやや増加したが、平均支出額が減少した。10月にはハンバーガー「クォーターパウンダー」を食べた客が腸管出血性大腸菌O157に相次いで感染した。
英国やフランスを含む国際主要市場は0.1%増だった。他の国際市場は4.1%増。日本や中東がけん引した。
24年通期の売上高は2%増の259億2000万ドル、純利益は3%減の82億2300万ドル、調整後の1株当たり利益は11.72ドル(前年は11.94ドル)。
◇マクドナルド(MCD)決算の概要
24年10~12月 前年同期
売上高 6,388 6,406
純利益 2,017 2,039
1株利益 2.83 2.95
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル。