ライフコーポレーション 全店の生鮮部門にAI需要予測自動発注システムを導入

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ライフの精肉売場 イメージ
(ライフコーポレーション ニュースリリースより)

 ライフコーポレーション(大阪府)は2月13日、生鮮部門の発注において、AI 需要予測による発注自動化サービス「AI-Order Foresight」を導入すると発表した。4月までに全店舗で稼働を開始する。

 「AI-Order Foresight」は、販売実績・気象情報・特売企画情報などのデータを基に、小売店舗の商品発注数をAIで自動算出するサービスで、同社では2021年から日配品に対し導入している。

 近年人手不足が進み、小売業でも店舗の省人化や労働生産性の向上が求められており、特に生鮮部門の発注業務は、店舗や納品先の要望・ニーズに応じて流通加工を行うプロセスセンター・メーカーに計画数量を事前発注するため、自動発注適用にあたり5日前までの予測を行う日配品の発注に比べ、長期間の発注予測をする必要があり、作業負荷・難易度が高い業務となっている。

 今回導入されるAI需要予測自動発注システムは、新たに生鮮部門向けとして、一部のプロセスセンター(加工拠点)やメーカー品への事前発注および発注確定時の数量調整機能が適用され、自動算出期間を5日間から3週間に拡大。これにより、作業負荷・難易度の高い業務が自動化され、従業員の経験やスキルに依存しない店舗運営や販売機会、廃棄ロスの削減を実現するとともに、顧客満足度の向上と従業員の働きやすい環境の構築を目指すという。

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